気温が下がり,空が高くなったように感じ,太陽が沈むのが早くなり,葉っぱが赤や黄色に変わって行く秋。大好きな季節です…!
街に溢れるパンプキン・オレンジの色とパンプキン・スパイスの香りは,きっと日本に帰国してからもアメリカの秋を思い出させるものと思います。
さて,パンプキンパッチ(カボチャ畑もしくはカボチャを売っている場所という意味),もう行きましたか?予約制になるなどコロナウイルス対策が取られた上で,今年もあちこちでパンプキンパッチがオープンしましたね。車を走らせているだけで,ファームに限らずスーパーや教会などで沢山のカボチャが並んでいる様子が見られます。
今回は「長持ちするジャックオーランタンを作る方法」を取り上げます。せっかく作ったランタンがハロウィーン当日には腐って無残な姿…なんてことのないように,飾る予定のある方・必見です!
※ 長持ちと言っても,下記の方法でも彫った後腐らずにもつのは10日ほど。カボチャそのままであれば常温で長く保存できますが,中身が露出すると腐りやすくなります。彫るのは早くてハロウィン1週間前あたりがオススメです。
【長持ちするカボチャの選び方】
○ 色:明るい色のカボチャは皮が軟らかく,暗い(濃い)色のカボチャは皮が硬い。軟らかい皮だと彫りやすいですが,長持ちするのは皮が硬いものです。
○ 重さ:重いものは皮が厚く,干乾びにくい利点があります。
○ 茎:丈夫な茎がついているカボチャは健康です。茎が柔らかいものはすでに腐り始めている可能性があります。
○ 見た目:穴や傷は腐る原因となるので,見た目が綺麗なものを選ぶもの大事。
【必要なもの】
・カボチャ ・ホワイトボードマーカー(絵の下書き用水性ペン)
・カービングキット(スーパーなどで手に入ります。細いのこぎりとスプーンのセット)
・漂白剤または塩
【デザインを彫る前の作業】
○ 洗う:ぬるま湯でカボチャ(外側)を洗い,完全に乾かします。
○ ワタと種を除く:上部か下部に穴を開けてワタと種を除きます。出来る限り綺麗に取り除くのがポイント。微生物が増殖できる表面積をできる限り減らすため,滑らかな表面になることが望ましいです。
(取り除いた種は洗ってから,オリーブオイルと塩などでローストして食べられるそうですよー)
【デザインを彫る】
○ 目鼻口など彫るデザインを下書きします。消せるペンがオススメです。
○ カービング用のこぎりでデザインに沿って彫ります。
保存的な観点で言うと,穴の多いデザインは皮から水分が失われ劣化しやすくなるそうです。また,構造的な安定性が失われて変形しやすい(大きな口の顔を作ったら日に日に口が閉じていった,等)という点も注意が必要そうです。
【デザインを彫った後の作業】
○ 漂白剤/または塩で殺菌する
水1ガロンあたり小さじ1~2の家庭用漂白剤を薄めた溶液を必要な分用意。彫り終えたカボチャをバケツや浴槽の中で溶液に8時間以上浸し,その後自然乾燥させます。
カビ、菌類、バクテリアなどのカボチャを腐敗させる微生物を殺す効果がありますが,効果がすぐ失われるそうで,1日1回この溶液をカボチャの内側と外側にスプレーすることがお勧めされています。
漂白剤の代用品として,塩を使うという手もあります。飽和食塩水に浸したり,内側と切断面に塩を刷り込んだりすることも腐敗やカビを防ぐために効果があるそうです。
○ 切断面はワセリンで保護する
皮に穴を開けた部分全てに,ワセリンまたはオリーブオイルを塗布することで乾燥を防ぎます。ばい菌も閉じ込めてしまわないように,漂白剤か塩で殺菌した後に行いましょう。せっかくのランタンの顔がしわしわになったり,上部の蓋がずれたりするのを防ぐものです。
※引火しやすいのでランタンの中にロウソク等火を灯す場合には避けた方が良いでしょう
【カボチャを置く場所】
直射日光はカボチャの水分を奪ってしまい,見た目を悪くする原因となります。また外の場合には雨に濡れるとカビの原因となります。
知識として注意すべき点が分かっているだけでも,楽しいジャックオーランタン作りのためになるのではないかと思います。
是非参考にしてみてください!
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